<長期計画審議会費について>
●質問1:
長期基本計画の中でふれられている本市の水と緑の南北軸となるハミングロードのネットワーク化に関連して、千葉市・幕張地区と本市のウォーターフロントのネットワーク計画の取り組み状況についてお伺い致します。
〇回答
・本市の茜浜、芝園の沿岸部の海岸、護岸については、千葉港の一部であり、整備や維持管理等の所管、管理は千葉県で行っている。
※習志野市域:千葉県葛南港湾事務所、千葉市域:千葉港湾事務所
・本市においては、過去より、市民が憩える親しみやすい海辺の空間を整備すべく、県と協議、検討を進めてきた経緯がある。
・これまでの取り組み状況を説明すると、県において、平成2年に「千葉県港湾計画」に基づき、千葉市境から菊田川河口までの茜浜の1200m区間について、親水護岸や人工海浜、人口なぎさ等の整備が計画され、平成9年度には「習志野地区海浜基本構想」が策定された。
・その一環で、平成13年度から15年度に、県において、国庫補助金を受ける中で、茜浜の千葉市境から約400m~500mの区間において、親水護岸が整備された。
・その後については、国において、海岸・護岸整備に関しては、防災や国土保全を優先することとされ、また、県の財政状況が厳しくなったことから、整備が進んでいない、止まった状況になっている。
・そのような中、県において、平成29年1月に「千葉港長期構想」が策定され、本市の芝園、茜浜地区と千葉市の海浜部の一帯が「親水・交流ゾーン」として位置づけられている。
・その一環で、平成28年度、29年度に、残る800mの区間に3か所のビュースポット、ベンチ等が設置されている。
・本市としては、習志野市都市マスタープランにおいて、茜浜、芝園の臨海部は、沿岸部の公園、緑地、緑道等の整備を促進して、市民の憩いの場となる空間を創出することとしていることから、引き続き、県の施策の進捗に注視するとともに、過去の協議や検討、整備の経緯を含め、県に対して、協議、申し入れするなど、研究を進めていく。
●質問2:
只今、ご紹介のあった千葉港長期構想で、本市の海辺と千葉市の海辺は親水・交流ゾーンに位置付づけています。
以前、海浜霊園の芝園から千葉市の海辺まで歩いたことがあります。その途中には平成16年に完成した470メートルの習志野市の親水護岸があります。ここには波をイメージした洒落たパーゴラやベンチがあり、また風力発電や太陽光発電を利用したハイブリット照明等が設置されています。海に触れ合える魅力的なこの親水護岸も専用の駐車場がないため市民にはあまり知られていません。この親水護岸を有効利用するためにも新清掃工場建設時には浸水護岸へのアクセス整備も一体的に行うことが望まれます。
また、千葉市側の散策路は残念ながら、花見川終末処理場の裏側にフェンスのゲートがあり、通れないようになっています。まずは、千葉市と協議し本市と千葉市の海辺の散策路を接続することを提案しますが如何でしょうか?
〇回答
・当該フェンスの設置の経緯について県に確認したところ、千葉市側の海岸において、砂浜の一部が崖のようになっており、危険な状態であることから、千葉市側の海浜部を立ち入り禁止にしているため、フェンスを設置しているとのことであった。
・今回の清水委員からのご意見、ご要望を踏まえ、県に千葉市側の危険な海岸の整備とフェンスの撤去等について、確認、申し入れしていきたいと考えている。
●要望:
WHO世界保健機構の緑地についての専門家会議では、都市緑地の効果をより高めるには、自治体間で地域計画や地区計画の枠を超えて都市緑地を考える必要がある。と、提言しています。本市のウォーターフロントの利活用の促進のために、千葉市や千葉県との連携を要望致します。
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