6月議会一般質問(第1回目) 清水晴一 6月7日(月)10:00~11:00
おはようございます。
質問を始める前に、「戦争と平和」の著書で有名なロシアの文豪トルストイの言葉を二つご紹介したいと思います。ちなみに、トルストイは、自ら志願してクリミア戦争最大の激戦地で軍務にあたり、その経験をもとに、登場人物500人以上に及ぶ「戦争と平和」を執筆しています。
それでは、一つ目のトルストイの言葉をご紹介いたします。
「戦争というものは、最も卑しい罪科の多い連中が権カと名誉を奪い合う状態をいう。」
二つ目 「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。」
ロシアのウクライナ侵攻が世界に、市民の日常生活に、大きなダメージを与えています。国連はじめ、各国の賢明な外交努力により、一日も早く事態が収束することを望むものであります。
それでは、通告順に一般質問を行います。
1番目に、生徒・児童のいじめ対策についてお伺いします。
習志野市は、本年6月1日に「虐待・暴力・いじめ・差別から自身を含む大切な人を守る都市宣言(通称:大切な人を守る都市宣言)」を制定しました。その宣言の中に「わたくしたち習志野市民は、家庭、学校、職場、地域社会などあらゆる場において、みんなで協力し合い、虐待、暴力、いじめ、差別を根絶します」とあります。宣言に伴う取り組みのひとつとして、いじめ重大事態未然防止に向けたタブレット端末を活用した相談アプリの導入があります。
本年度より、匿名メール相談WEBアプリ「STANDBY」を導入し、運用を開始するとのことですが、アプリの概要と現在の進捗状況についてお伺いします。
2番目に、学校教員不足についてお伺いします。
茨城県では、来年度の教員採用で、まさかの定員割れが発生しました。 採用予定923人に、応募が600人で、323人の不足です。
このように、教員採用試験の倍率低下、教師不足など、混乱する教育現場を物語っていますが、その要因で最も大きいのが、過酷な教師の労働環境にあると専門家が指摘しています。
文部科学省による『教員勤務実態調査』(2016年)では、公立小学校で3割、中学校で6割の教師が過労死ラインである月80時間を超える時間外労働を行っていることが判明しました。このような状況で、教員養成大学に入学しながらも、教員の道に進まない学生が増えているといいます。
また教員の年齢構成もいびつで、多くの現場でベテランと若手をつなぐ中間層がおらず、本来40代が担う業務を、経験の浅い若手が担っています。「現場力」の低下は教育の質の低下にも繋がり、また労働時間の増大にも繋がっています。
今や、教職は、特に小中学校は、「きつい汚い危険」の3Kに加え、「きつい帰れない給料が安い」の新3Kに該当する職業となっています。
そこで、本市の教員不足の現状についてお伺いします。全国的な教員不足といわれている中、教員の負担軽減として、部活動改革や教員免許更新制廃止そして、教科担任制などが示されていますが、これらについてどのように対応していくのかお伺いします。
3番目に、地方創生臨時交付金の活用についてお伺いします。
政府が先に、発表した総合緊急対策では、自治体の事業を国が財政支援する「地方創生臨時交付金」を拡充し、1兆円の「コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分」の創設が決まりました。これは各自治体の判断で、さまざまな事業に活用することができます。
例えば、生活者支援、事業者支援として、生活インフラとして欠かせない水道をはじめ、電気・ガスなど公共料金への負担軽減策にも充てることができます。
大阪府堺市では、地方創生臨時交付金を活用し、9月から12月の、水道の基本料金、総額13億円が、無料になる見込みです。
そこで、本市における水道・ガス・電気・下水道料金など公共料金の負担軽減への地方創生臨時交付金の活用についてお伺いします。
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