4月2日は、光太郎忌。詩人の高村光太郎が1956年に没しました。私が小学校6年の時、江東区城東図書館の中島春之館長が小学生を対象に「騎士団」を募集し、その一員になりました。1分間スピーチなどの薫陶を受けたり、高田馬場の自宅に招いて頂きトランプゲームで遊んでくれたり大変にお世話になりました。
中島館長が「清水君は正義感が強いから将来、弁護士になると良いな」と言われました。(当然、私は弁護士がなんなのか全くわかっていませんでした。)
中島館長には紳士の態度でわがままな私を大人として接して頂きました。ある時、高村光太郎の詩の一節「僕の前に道はない僕の後にみちはできる・・・・」をメッセージカードで頂きました。
小学校卒業と同時に千葉に引っ越しする際にも餞別として新渡戸稲造著の「武士道」を頂きました。(とても難しく後年大人になってからやっと読みました)
残念ながら中島館長は私が中2年の夏に急逝されました。
私は、同年1956年の5月4日生まれです。今になってこの事実を知り驚いています。中島館長のような子どもを大事にする素敵な大人になることが私の夢です。